初心者プログラマーがプロジェクト参画後にまずすべき事があります。
1つは、システム全体の概要の聞き取り、もう1つはキーパーソンを教えてもらう事。システム全体の概要については、ヒアリング期間と言って数日程の説明期間を設けてくれるプロジェクトもありますが、面倒がって省略される事も多いです。そのため、もし省かれた場合は必ず自分から説明を求めるべきです。わけの分からない状態で流されるままに作業をすると危険だからです。初めて参画するプロジェクトであったりすると、ここで圧倒されてしまうでしょう。
機能1つとっても、大量の技術やプログラムから構成されていてとても把握しきれない、と。これはそれを認識する為なので、構いません。参画直後の人間に分かる道理が無いので、既存のメンバーに聞くしかありません。
次のキーパーソンについてですが、参画後の顔合わせでどの機能を担当している人かぐらいは教えてもらえるかも知れませんが、ここはもっと突っ込んで聞かないといけません。どのプロジェクトでも「この人がこの分野の第一人者」という方が居て、その方に確認しないと何も分からないというような事があります。
日本のシステム開発の良くない点で、業務が往々にして属人的になっています。本来あってはならない事ですが、仕様書やその他のドキュメントはおろか、議事録やメールにも残っていない情報があります。こういう事はその業務を押えている人に確認するしかありません。これを面倒がって作業を進めると手戻りを繰り返したり、確認しなかった事を責められる事もあるので注意が必要です。